1949-05-13 第5回国会 衆議院 運輸委員会 第18号
○市川説明員 ただいまの御質問でございますが、海上保安廳が原則的にやるということを、今回の法律によりまして確立していただくわけでございますが、從來航路標識の事務は、政府がこれを行うという航路標識條例によつておりまして、政府が国家事務として、航路標識事務を行つておつたのでございます。
○市川説明員 ただいまの御質問でございますが、海上保安廳が原則的にやるということを、今回の法律によりまして確立していただくわけでございますが、從來航路標識の事務は、政府がこれを行うという航路標識條例によつておりまして、政府が国家事務として、航路標識事務を行つておつたのでございます。
先ず航路標識法案でありまするが、從來、航路標識に関する法令といたしましては、明治二十一年に制定されましたる航路標識條例というのがありますが、これは旧憲法施行以前のものでありまして、新憲法が施行になつた今日の現在におきましては、法令体制上形式的にも甚だ不相應なものであります。
從來航路標識に関する法令としては、明治二十一年に制定された勅令の「航路標識條例」というのがありますが、これは旧憲法施行前のものであり、新憲法が施行になつた今日の法令体制上形式的にも甚だ現代に不相應なものでありますし、その内容においても現情勢に適應しないものでありますので、船舶交通の安全を確保し、船舶の運航能率の向上に資するため、航路標識の設置、維持及び運営に関する新たな法律を制定する必要があります。
從來航路標識に関する法令としましては、明治二十一年に制定された勅令の航路標識條例というのがありますが、これは旧憲法施行以前のものであり、新憲法が施行になつた今日の法令体制上、形式的にもはなはだ現代に不相應なものでありますし、その内容においても、現情勢に適應しないものでありますので、船舶交通の安全を確保し、船舶の運航能率の向上に資するため、航路標識の設置、維持及び運営に関する新たな法律を制定する必要があります
なお将來航路標識に関しましては、関係筋その他より、航海の安全等のために相当重要なる拡充の要望が起つておりますので、將來の海運の発展、航海の安全に資しますために、航路標識につきましては近く相当強化拡充の措置を講じたい、かように考えておる次第であります。